東京でIT企業の役員をしていた私が、お米づくりに辿り着いた理由 | 奈良おおの農園

2025/12/14 17:29

eyecatch奈良市の富雄で、300年以上続く農家の「奈良おおの農園の大野です」

まわりは大阪京都から50分のマンションも多い場所ですが
そこでお米作り、食品開発をしています。

私はこの土地で生まれ
昔はクラスにも農家の息子はいましたが、どんどん住宅が増えベッドタウンになっていきました。

子供の頃からお米作りの手伝いはとてもイヤでしたし、農家はカッコ悪いと思っていた高校時代、父のお米の売上げを聞いた時、これでは結婚できないぞと、あわてて勉強し大学に行きました(笑)

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大学卒業後は、電話会社へ就職、
東京でもITベンチャーの役員をしていました。

平日も仕事は深夜まで、夜中2時コンビニ弁当を食べ
土日も会社へような仕事の仕方をしていたせいか自身がアレルギーにもなり
生まれた娘も卵アレルギーになってしまい
高級百貨店でさえ食べれるものが見つからないという経験、お金があっても食べることができない状態に愕然としました。

これは私が改めて食への関心を強くなったきっかけでした。

また311で食べ物がスーパーからなくなり
1歳の息子の為に買おうとした残り1本お水を
隣のお婆さんにも譲れませんでした。

都会の人が食べていけるのは、地方の農家さんのおかげなんだ

生かされてるんだ、と

実家の奈良の田んぼの大切さを再認識した出来事でした。

311の当時のIT業界はシリコンバレーやシンガポールへ海外展開する時代でしたが
私には向いてないと思ってしまいました。
ただ、ずっとこのまま東京に居る人生は違うなと
産まれ育った奈良へ家族で戻りました。

奈良に戻るタイミングで、取引先のゲーム会社の方からお声がけいただいき
奈良に戻って初期の2年は「半農半IT」というカタチで
農業にもフェードインで出来ました。

本格的に就農したのは45歳 。

就農2年目にいちごクッキー、

4年目にグルテンフリークッキー、野菜チップスを開発

2019年に法人化

2023年 お米のお菓子玄米パフ、グルテンフリーカレーを開発してきました。

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農業や食品開発でいろんな失敗もしました

それはまた追って書いてみたいなと思います。

ブログを書くのは初めてですがよろしくお願いします。